花菖蒲で黄色いのは珍しい。
愛知の輝きと品名が記されていた。
系統も記されていたのだが、見落とした。
愛知と命名するからにはおそらく伊勢系除くする花なのだろう。
育成と改良は江戸の頃であったというのが一般的であるが、その時代各藩の門外不出の厳しい管理がなされていた。
そしてその犠牲になって、詰め腹を切らされた人々もいたことだろう。
現代のように、取り返しのつかない失敗をして、あるいは途中で職を投げ出して、
退職金をせしめてあっけらかんと職を辞する無責任な輩とは人間の出来が違っていたようである。

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