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08.15
Tue


Utusemi ms1




一口に空蝉とは言っても色んな意味がある。
古語辞典を探ってみると・・・・・

空蟬とは、.
この世に生きている人間。
古語の現人(うつしおみ)」が訛ったもの。
転じて、生きている人間の世界あるいは現世、うつそみを言う。
もちろん空蝉はセミの抜け殻あるいはまたはセミそのものを指す事もある、夏の季語でもある。

一つは明らかにセミのぬけた抜け殻だが、撮るときは空蝉だと思っていたが、画にしてみると随分と充実している。
地中から抜け出してようやく、このタカサゴユリの葉っぱにたどり着いた所であろう。
恐らく今夜あたり抜け出して羽化するのだろうが、このセミの羽化とは命がけの作業だという。
地中から這い出してここまで登って来るまでに随分と体力を使っているだろうし、
ここへたどり着いたのは幸運と言わざるを得ない。
地中から這い出しても羽化するべきところが見つからなければ、延々と這い続けなければならない。
力尽きて、このまま羽化する事も出来ず命を終える事も多いという。
夏の暑い間喧しく鳴き続けるセミではあるが、鳴けるセミは幸運と言わざるを得ない。
まして交尾して、子孫を残せるセミはさらに少なくなってしまう。
今日の夜にでもこのセミは羽化を始めるのだろうが、雨中であれば成功するとは限らない。
このユリを切り取って、ベランダの植木鉢にでも挿してやりたいような気にさえなる。
空蝉は源氏物語の帖にもあるが、これを書くと長くなるのでこの辺にしておこう。




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