写真讃歌 ~徒然双紙~
自然の風景や植物、花の美しさを楽しむために・・・・・
01 31
, 2018
ほころぶ
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植物、花の世界
僅かに綻び始めたこの花の姿がとても好きで、梅園へ行くと、ほとんど無意識のうちに捜しているような気がする。
これなどは、樹の下まで近寄らないとなかなか撮れないのだが、多くの梅園は柵によって、木に近寄ることは出来ない様になっている。
樹の下まで近寄ると根を痛めるということの様で、樹の保護のためには已むを得まい。
撮影に行っていると時として撮影会に行き会うことがある。
レフをモデルにあてているのだが、レフを当てると光は下からあたることになる。
光は天から届くものであって下から光が来ることはない。
だからレフを使っって撮ったものは光が不自然に感じるはずである。
レフを扱うものが習熟していないと、モデルがお化けに早変わりする。
だからレフを使うことは滅多にないのだがこの画を 撮ってる時に、驚いたのは自然光が下から梅花にあたっている事であった。
自然の状況によっては、下からも光が来ることがあると再認識した。
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01 30
, 2018
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植物、花の世界
黄色は冬の花色
冬に咲く花木の花色は黄色が多い。
先の雪にもめげず、すっきりと晴れ渡った青空に黄色い花が満開であった。
蝋梅と素心と満月とこの蝋梅の林どれほどあるのだろう。
その周りはすべてのものが黄色に染まった様だ。
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01 28
, 2018
寒牡丹
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牡丹、芍薬の世界
植物を騙して花を咲かせたり、二季咲の折角の葉芽を摘んで、冬だけに花を咲かせたり、人間さっも忙しそうだ。
それでも、いろいろ手を加える所為か、良合張幾分花は小さい様である。
展示会の天幕の中に置かれたものはいざ知らず、屋外の牡丹は藁蓑を着せられて、窮屈な思いをしていることだろう。
それでも、先日の雪の様な日に凍える事を思うと幾らかの思いやりにはなっている様だが。
我が家のベランダの君子蘭に至っては、雪を避けるつもりで一部を移動したところに、雪が吹き込んで、葉が萎れてしまった、今は再生作業に忙しい。
この牡丹は天幕に守られてはいるが、寒風に身を切られるような思いで健気に花を咲かせているのだろう。
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01 26
, 2018
一輪の梅の花を巡りて
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梅の世界
たった一輪の梅の花が色んな姿で、頭の中を駆け巡っていく。
イメージとしては同じ様なものだが、撮影の出来る範囲は限られていることを思えば仕方のないことかもしれない。
その中で思い浮かぶイメージはそれぞれに違った画柄を描いてくれる様だ。
唐詩選に劉廷之の有名な七言古詩の一節がある。
年々歳々花相似たり、歳々年々人同じからず。
この詩は老いを歎く老人に変わって歌ったものと言われているが、老いを歎いてみてもしようがない。
花はまさに年々歳々同じ花を咲かせ、それをまた同じような感覚で同じような画に作り上げる、その進歩のないのがよほど悲しい。
とは言え歳々年々老いてゆけば、新しい感覚で花を見る事もまた難しいのだろう。
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01 23
, 2018
花は半開を看るがいい
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梅の世界
菜根譚に花は半開を看、酒は微酔にのむのがいいというのがある。
花の満開は後は散るばかり、頂点を極めたものを眺めても、余り感動はない。
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01 22
, 2018
ヘレボルス
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植物、花の世界
もほとんど品切れと言っていい。
撮りに行かないのだからある訳もないのだが、
実のところ写欲をそそるような被写体がないというのが、言い訳の口実である。
一昔前なら、昭和公園へ出かけていたろうが、今はもうその気もない。
一月も中旬を過ぎると、ヘレボレスのニゲラ種が可愛い花を咲かせていたのだが、・・・
園芸種のヘレボレスが公園などの屋外に姿を見せるのはまだ早い。
だがガーデンセンターなどではもう随分前から花を咲かせている。
それらは園芸種だけに華やかな姿を見せているが、値段が高いだけに買う人も少ないのだろう。
開ききって、咢だけが残った哀れな姿を晒していた。
古の人も言っている。
花、盆内におれば、終に生機に乏しく、鳥籠中に入れば、即ち天趣を減ず。
何事も自然のままに、あるがままにが最良だということであろう。
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01 21
, 2018
時季の花々
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植物、花の世界
日本水仙は背丈が低くて己の望むアングルで撮ることは随分と苦労がいる。
この水仙、階段わきに咲いていて、撮るにはとても都合がよかった。
見上げれば八重寒紅がもう殆ど満開に近い位に咲き誇り、色のない世界でひと際美しさを誇るがごとく咲いていた。
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01 20
, 2018
春告げ花
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山野草の世界
これは我が家のベランダに咲く春告げ花。
何年か前公園の花屋の店先で買った鉢物である。
何種類か品種の違いものが並んでいて、原種に近いものにはべらぼうに高い値札が付いていた。
眺めるというよりは、われが鉢物を買うのは画作りの為であって見栄えの良い姿に育ちそうなものがいいのである。
八物を買っても長い間花に適した手入れをすることもなく、ほとんど放置するに近い状態だから、性の強いもの以外は間もなく消滅してしまう。
人間と言う生き物は何と残酷な生き物だろうと己で思うのだがついつい怠ってしまう。
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01 18
, 2018
人生の楽しみ
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椿の世界
藪つばきだと思って撮ったのだが、表示がある訳でもないので違うかもしれない。
藪つばきも開ききってしまった姿はあまり好みではないのでこれくらいの頃が最高にいいと思っている。
何事にも人それぞれの好があるから、花を眺めるときは頃合いを見ながら鑑賞するのがいいのだろう。
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01 16
, 2018
蝋梅が満開
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植物、花の世界
府中郷土の森博物館は後暫くで探梅の侯を迎える。今は蝋梅が見事に満開になっている。
日本水仙も処々で可憐な姿を見せている。
ここは入園料も安く特にいいのは駐車料金を取らないことである。
この車社会で国民の憩いの場所や都民の憩いの場所で高額な駐車料金を取る国って世界でもそうはざらにあるまい。
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01 14
, 2018
気紛れな時節の花
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椿の世界
暮ごろからほとんど花を咲かせることがなくなったが、今朝行ってみたら、鮮やかな花が一つ、暗い奥の方に咲いていた。
濃い緑の中に咲いた大輪の花は特に印象が強かった。
咲き止まっていたから、あまり期待はしていなかったのがただ一つ大輪の花を見て特にその感を深めたのだろう。
生き物と言う生き物の気まぐれにはほとほと困惑するのだが、
我が家のシャコバは何週間も花を咲かせるでもなく蕾を落とすでもなく、
生き物と言う奴人間に限らずよほど気紛れにできているのだろう。
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01 12
, 2018
春の息吹
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植物、花の世界
まだ大寒にさえなっていないこの時期ではあるが、やわらかな日差しを浴びて、いろいろな花が姿を見せ始めている。
まだ道端で春の野草類に出合うのは叶わないけれど、日本水仙の可憐な姿はもう随分と咲き進んでいるところもある。
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01 10
, 2018
素心蝋梅
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植物、花の世界
黄一色で、花びらは様々だが芳香が強い。
花色が濃くて遠目からでも目立つ、とは言っても色の濃淡はあって、
ロウバイよりも幾らか濃いというぐらいに解した方がいい。
蝋梅のように花芯に色が付かないだけに、すっきりとして見える。
元々蝋梅は中国の原産で、江戸の頃に入ってきて庭木などに植えられていたらしい。
ソシンロウバイはロウバイの園芸品種とされます。
早咲きの種は蝋月の始めにはもう花を見せる事がある。
花のない時期だから花を撮るもの厭っては格好の植物なのだろう。
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01 08
, 2018
寒牡丹
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牡丹、芍薬の世界
所謂寒牡丹と冬牡丹は同じ様に冬の寒さの中で花を咲かせる牡丹ではあるが、正確にはその作りは全く違っているらしい。
一方は春咲種の牡丹と言う植物を完全に騙して、花を咲かせる人間のエゴが見え隠れする。
他の一方はこれも騙す事には変わりないが、二期咲種の春咲芽を残すのか、秋咲く花芽か、
どちらかを残して寒の内に咲かせる小細工を労する人間の悪知恵である。
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01 06
, 2018
寒空に梅一輪
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梅の世界
夜が一番長かった日から比べると竹の一節ぐらいは日が長くなったような気がする。
朝六時はまだ真っ暗だったが、この頃は薄明りで日の出のあたりは赤く染まって見え、日一日と昼の長さを増してくる。
地球の公転速度は時速にして十万七千キロ、凡そ秒速にして28キロで太陽を中心として、
宇宙空間を移動しているのだから自然の驚異は凄さまじい。
その太陽の光が陰ると、一転して寒々とした光景として感じるのだから人間と言う生き物の感覚もまた随分と微妙なものだ。
その寒々とした光景の中に、はや春の兆しが見え隠れしている。
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