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05.23
Sat

Tulipa ms2




小さな公園の花壇、付近の人々がそれぞれに持ち寄って咲かせた花々。
今年はてんでんばらばらに植えられたチュリップが多い年であった。
そのチュリップも役目を果たして花壇から姿を消していった。
色もバラバラ、位置もバラバラ、一つ一つを眺めるにはそれなりに美し姿を見せてはくれるが、
それを画にしようとするには苦労させられる。
様々な所が閉鎖されて、撮れるはずもないチュリップを画にできて楽しませてくれた。
我はもうこの年になると、同じ花を来年も見れるとは思っていない。
だから今年撮れた花が見納めの花だと思いながら撮っている。
その最後の年だと思っている年に、撮りたいと思っていた花が全く撮れないでいたのがとても残念な、複雑な気持ちがある。
とは言っても、何も悲観している訳ではない。
ただ今年撮れた花々が来年も見れる幸運があればいいな、
と思いながらシャッターを落とす瞬間が、何とも充実しているのである。
とはいへ撮った花々の一割にも満たない画しか気に入らないのは何か寂しい気がする。
こんな気持ちが、写真を撮れなくなるまで、続くのだろう。
だが、写真というものに出会ったおかげで今の自分の姿があるのだと思えば大変に幸福な老後であったのかもしれ。



<掲載写真の複写、転載はお断り。>







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