FC2ブログ
01.18
Sat

何時も梅の頃になると思い起こすのは・・・・・
香しい香りを放ち、凛とした姿を見せてくれる梅花にふさわしくないのかも知れないが・・・・・・
梅と切っても切れないのが菅原の道真。
讒訴により流された道真の恨みは深い。
道真の生きた時代は権謀術策の時代、人を蹴落とすことは日常茶飯事。
尤も今の時代も、何ら変わらぬ時代ではあるのだが・・・・・人間の醜い本性の現れと言うべきかもしれない。
非業の死を遂げ、恨みを残した人々の魂が荒ぶるのは当然のことかもしれない。
それを恐れ、祟り神として祀ることにより災厄を避けようとするのも、無理からぬこと・・・・・・・
梅と言えば天満宮の梅が道真の飛び梅伝説と共に有名であるが、道真は祟り神として祀られていることを知る人は少ない。


prunus mume ss3s



(本ブログの全ての写真は著作権を留保。無断使用・転用・転載・複製を禁ず。)


小説を読んでいて祟り神というものが出てきて、少し調べたことがある。


祟りなどと何ともおどろおどろしいことではあるが・・・・・
今でも、将門の首塚に関して、様々な現象が起きる、すなわち祟りがあるということをよく耳にする。
一口に神と言っても、その神と言われるものにも二種類がある。
いわゆる祭神は、その神徳に合わせて地名・社名から日本神話に登場する神を祭ったのであるが、祟りを沈めるために祀られた神がある。
非業の死を遂げ畏れられたもの、たとえば菅原道真や崇徳院、平将門は祟り神に分類される神として祀られている。

梅と関係の深い天満宮などは菅原道真の怨霊を鎮める為、道真を祭神とする神社。
菅原道真は祟り神として祀られているのである。
我が国の神社には祟り神を沈めるための神社が、全国に広がっているのである。

道真の天神社は有名であるが、その他の祟り神を祭った神社について知る人は少ない。
因みに、神田明神は平将門、讃岐の金毘羅は崇徳院を合祀した神社であるという。
ところが、今我々はそのようなこと知る由まなく、初詣などに行って己の幸福を祈るのであるが、知らないうちに、非業の死を遂げた人々の鎮魂を祈っているのかも知れない。

祟り神は、荒ぶる御霊である。
畏れられ、忌避される魂であるが、手厚く祀ることで災難を除け、さらに強力な守護神となると信仰される神である。
それ故に、恩恵をうけるか、災厄がふりかかるか、信仰次第とされる。
そのような御霊信仰ゆえの性質から、すべからく信仰は手厚く大きなものとなる傾向がある。

神田明神などは大国さん、恵比寿さん、それに将門の合祀であるが、手厚く祀られ、強力な守護神として信仰の対象となっている。
将門を祭ることで、戦の神、勝負の神として崇める人は多い様である。

崇徳上皇の恨みは激しく、以後の天皇家に祟ると言い残して没したと言われているが、それゆえか明治天皇、昭和天皇が白峰神宮を創建したり、式年祭を執り行ったりしている。
崇徳の恨みを抱いた魂が未だ彷徨っているのかも知れない。

back-to-top